今年はずっと1月から忙しい感じ。この間の金曜日から月曜日までの春の祝日デーはなんか休む間がなかったです。で、慢心してると大抵4月にがっくり来るのだけどな。すごく暇がやってきて、「ああ、もううちの店はダメかも」と思ったりするのだけどな。
それにしてもこの時期は、1年に一回ぐらいしか来ない方が来てくれたりする。
または遠方に住む方が逢いに来てくれたり。その方とお会いするのは10年ぶりだった。レスリーのコンサートでは香港でも名古屋でも偶然席が近く、メールも何度もやりとりした方。
引越しや転勤されるので、「最後のごはん」を食べにきてくれた方もいた。私にとっても思い出がいっぱいある人たちです。ちょっと泣きそうになる・・・。けど、そうやって逢いに来てくれたんだもんね。それは、きっとまたいつか会えるかもっていう、小さな希望になるんだ。

うちの店はビルの奥まったところで、路上から見えない。メリットもあるけど、やっぱり店としては難しいよね。しかも、近隣のお店の大きな垂れ幕とか、他のお店のオーナーがうちの前に車を止めたりして、頼みの綱の大き目の看板さえ、全く見えなかったりする。これでどうやってうちにお客さんが来てくれるんだろうか。お客さんが少ない日が続くと、こういう近隣の現状に悲しくなってくるし、とても落ち込んでくるんだ。けれども、それでもお客さんが来てくれたりすると、もう本当に不思議。結構悪条件のうちの店に、どうやって来てくれたんだろうと本当に不思議。そして、ものすごく嬉しくなる。
本当に本当に、2001年にオープンして以来、こんな感情の繰り返しです。

食べログ」というグルメサイトがあります。今、IphoneとかIpodのアプリにも入ってたりするのね。
びっくりしたんですけど、今、「名古屋市」「カレー」で検索すると、うちの店が結構上位でで出てくるのね。他はみんなカレー専門店なのに。そうか、例えばそういうのを見て来てくれたりするんだ。
ホント言うと、こういう口コミのグルメサイトとか、いろいろ思うところあるのね。レビュー書くためのお店巡りもいいけど、お店としてはやはりある程度じっくりと来てくれる方と親交を深めて行きたいと思うものなのです。写真を撮っているよりも、冷めないうちに食べて欲しいって思うものなのです。
それでも、こういうサイトや、私の知らないこういう人たちによっても、実は支えられてるのだなあと、改めて思ったりして、やっぱり感謝だなあ、ほんと。