* 00:33 見終わってみれば、なんとその表現方法が全く対照的な2本を見たのだろう、と思った。今日は「シルビアのいる街で」と「ベンダ・ビリリ もう一つのキンシャサの奇跡」を見に行った。 [t]
* 00:34 ああ、そういえば予告で見た、ロウ・イエ監督の「スプリング・フィーバー」上映決まったのだね!嬉しい!多分、今年最後の映画はこれになる予感。 [t]
* 00:37 さて「シルビアのいる街で」。耳に残る靴音。歩き続ける街の中。一人の女を追いながらも目に入ってくる「人のいる風景」。映画見ながら私も歩き続け、誰かの顔を見、心の中で勝手に誰かに名付け、カフェでは私もカクテル作り、ガラスの向こうに透ける女の顔に目を凝らした。 [t]
* 00:41 やっぱり思うよね、この街の中に映っている人は、全部演出なの?それともただ映りこんだ人なの?多分、答えは前者なのだろう。足音のリズムと共に、観客には聞こえない監督がカウントする声と共に、丁寧に構築された世界、が作られていくのを映画を観ながら想像していた。 [t]
* 00:45 しかし、なんつーことだ、イケメン・フランス男の大いなるマヌケっぷりは。しかも完全無欠のイケメンであり、徹頭徹尾マヌケ。大変、切実なマヌケ。しかし、最近見た人生のマヌケっぷりは「乱暴と待機」が一番な気がする。 [t]
* 00:46 ちくさ正文館で「りすん」を買ったよ。やっぱ「しぇけな べいべー」から始まるんだね。 [t]
* 00:49 夕方から「ベンダ・ビリリ もう一つのキンシャサの奇跡」を観る。後半は思わず頭が横に揺れる。最年少のロジェくんがまだ若い頃の映像を撮ってたことが、この映画の快挙であるね。他のメンバーの5年ほどの経過は見た目にもそんなには変わらないが、ロジェくんの5年の差はとても大きい。 [t]
* 00:55 この映画は、ベンダ・ビリリというコンゴの障害者によるバンドを世に出そうという気持ちから生まれた映画。コンゴの現状、ストリートチルドレン、宗教に関してはいろんな宗教があるはずだが、何故かキリスト教にのみクローズ・アップ。 [t]
* 00:56 リーダーであるパパ・リッキーの名言は、本当のところ、本当のことを言ってないかも知れない。もしかして生きてくためには、すごくその場しのぎのことを言ってる時もあるだろうけど、そこまでは映画で暴かない。しかし現実にダンボールの上に寝、歌を歌い、生きていく彼らの姿を映画は切り取っていく。 [t]
* 01:02 私は十分楽しかったけど、武田は、この映画と「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」を比べてしまうと、やはりヴィム・ベンダースの映画力に比べると、何かが物足りないと言うておる。 [t]
* 23:33 昨夜はワルンプアンさんと「第2回黒い店主の会」。とか言って、ただおいしいものを食べてるだけなんですけど。昨日は今池麒麟楼。すごい人数の団体お客さんがいて、同じ飲食店である私たちは「これは多分、私たちの注文が出てくるのは時間がかかるに違いない」と想像。 [t]
* 23:33 ところがなんたることか、注文した料理はあっという間に出てくる!「ど、どうやって作ってるんだ?!」と思わず厨房を覗きみる私たち。(や、私は単に食べる専門ですが) [t]
* 23:41 今日はJRに乗って刈谷市美術館へ。刈谷は私が10代の頃は毎日通っていた場所であり、今はもう、出来ればそこには行きたくない場所だった。記憶の場所は脳内で更新されることなく、20年前の姿で止まったままだ。そんなところへ、一人で行ってみた。 [t]
* 23:43 けれども刈谷駅の様相は恐ろしく変わっていた。いつも「鉄人28号」と心の中で呼んでいた小さなプラネタリウムのある遊園地はまだあるのかなあ。私の学校も近いのにどの道かわからない。私の家族はこの近所で店をやっているのだが、どうやって行けばよいのかも、もうわからない。 [t]
* 23:45 私がかつて働いていた職場は? バイトの休憩をサボってみんなでうだうだしてた公園にはどうやっていけばいいの? もう本当に何もかもわからなくて、そこは私にとって全く新しい場所だった、清々しいほどに。なんだか明るい場所のように思えて、私は気持ちよく美術館までの道を歩いていった。 [t]
* 23:50 刈谷市美術館では宇野亜喜良展。初期の、60年代に描かれた作品の水彩の色がとてもきれい。その色を飽きずに見つめていた。 [t]
* 23:52 「新婦人」とか、子供のいるおかあさま用の冊子の表紙とか、とってもアヴァンギャルド。私の母親世代、現在60代や70代の主婦は、日常的にこのような絵が表紙となった雑誌を目にし、それを手にしながら、子供の育て方や女性の生き方を模索してたのか?なんかそれ、すごいことじゃない? [t]
* 23:54 ロビーには宇野亜喜良・画の絵本も幾つか置いてあった。「もりでうまれたおんなのこ」がすごく良かったな。 [t]
* 23:55 夜はTOKUZOにて林栄一さんの「GATOS MEETING」。ねえ、これって「猫の集会」って意味なの? [t]
* 23:58 むっちゃ良かった!GatosMeeting。いきなり1曲目からぐっときて泣けたね。めちゃくちゃに楽しいし、そして林さんの曲も、音も、なんでか泣けるよねー! [t]
* 23:59 アンコールなんて「ナーダム」でしたよ!これまたすごいナーダムでしたから。 [t]
# 00:05 ところでGatosMeetingにおいてイケメンと言えば吉田隆一さんで間違いないと思うのですけど、すいません、私にとってのイケメンは、岩見継吾さんです。あー、いい顔だわー。ほれぼれ・・・。(この映像のお髭の方の人→ http://bit.ly/djzsB0 ) [t]
Mon, Nov 01