こないだ、最近忙しいと書いた途端、この水・木の暇なこと!
けど、水曜日、私の大好きな男の子、Fくんが来てくれた。
彼はこの4月で医学部の3年生になる。じゃあ、出会ってから5年目を迎えるんだなあ。遠くに行った彼ですが、それでも季節ごとの帰省の際に必ず来てくれる。
医大生となった彼と話すことは、
「ねえ、最近何読んだ?」「あれはもう聴いた?」「この映画さ、いいよ、名古屋にいる間に観てったら」と、結局そんな話。
松浦理英子カート・ヴォネガット、彼が大学でサックスを吹いているという話と、渋さのニューアルバムのこと。
そういう話ばかりが尽きなくて、Fくんが研修医となって早く名古屋に戻ってきたらいいのにと思うのだけども、そのとき、私は50歳だってよ。彼がお医者さんとして開業する頃は、もう私、マジで診察してもらわないかんかったりして。

Fくんの前には、ドラマーの丸市さんが来てくれてて、これまたずっといっぱい笑って、いっぱい音楽の話。丸市さんは、尊敬するところがいっぱいある楽しい大人の人です。

どんな年齢の、何をやってるか様々な、どんな人が来ても、結局私が喋ってるのって、「何読んだ?」「何聴いた?」「何観た?」だよな。
たまに、「どこ行った?」「何食べた?」が加わるかもだけど。
なんか笑えてくるわ。
そういうことで過ごしていけるこの日々が、どんだけ有り難い事か。

時折ランチタイムに来てくれる女の子が帰り際に、
「『東のエデン』観たんですね」と言う。「え?!」と一瞬の間。「あ、ブログで見たんです」と彼女。
まだ映画を観てない彼女だったので、あんまり話せなかったけど、今度彼女が来たとき、もしも映画を見た後だったら「どうだった?」って、いっぱい話せるといいなあ。
好きなことをしてれば、ちゃんとその先で会えて嬉しい人が待っているのだ、とそう思うんだ。