今朝は空が真っ暗で台風の前のような強い風が吹いてたけど、晴れた!
うちの店はお昼にはあんまりお客さんが来なくてさびしいランチタイムでしたが、そのあとで結構来てくださいまして、晴れた!

うちによく来てくれる女の子がいる。
だいたいお友達と2人で来てて、彼女たちはどちらもとても美人なんだ。
そして彼女たちは受験生だった。
3月になると、「4月からは彼女たちは来なくなるのかなあ」と思うんだけど、5月ぐらいになると、またやってくる。
質のいい鞄にはいつもテキストがいっぱい。なんとなく、彼女たちはどうやら今年も受験生なんだ、とわかる。
その次の年も。そのまた次の年も。
彼女たちはずっと受験生のようだった。
もちろん、私はそんなことを聞かないし、聞きたかったけど聞けなかったし。
ただ、彼女たちは、うちの「今日のごはん」をとても気に入ってくれてて、よく食べに来てくれてたんだ。

今日は独りできて、いつものテーブル席じゃなく、なぜかカウンター席に。「今日のごはん」を食べ終わったあと、突然、
「私、明日、○○市に行くんです」
と彼女が言った。
ここから随分と離れた○○市にある医大に合格したそうなんだ!
何年も来てくれてて、初めて私は彼女から「受験」についての話を聞いたんだ。
よくがんばったね、と言うと、嬉しそうに「はいっ!」と言った。
自分で選んだことだけども、長い浪人生活はつらかっただろうなあ。とは言え、まだここから長い道のりだけども。
明日、○○市に行くから最後に、とうちにごはんを食べに来てくれて。うるうるしちゃうよ。
でも、帰省した時に、きっとまた来てくれるかな。
来年も。さ来年も。
そしてお医者さんになった彼女にいつか会う日が来るのかな。
彼女は眼科医を希望してるそうで、私は緑内障なので、じゃあ彼女が医者になったら、彼女に見てもらったりとかなあ。

なんかー。いろいろが晴れたー!