イケメンがわからない私。視覚の問題。

チュートリアル」をはじめて見たのは、多分、5〜6年ほど前のNHKの爆笑!オンエアバトルだと思うのですが、徳井がイケメンだということに気付いたのは、ほんのしばらく前だったということを、今日の昼下がりにふと気がついて、びっくりしました。
実は私は、チュートリアルは福田のことしか見てなかったということにも気付き、我ながらちょっとびっくりです。
たまたま観たバラエティ番組で、徳井がイケメンだと言ってて、そこでようやく気付いた次第。
なんで私が福田の方ばかり見てたかは、なんか理由が自分でもわかるのですが、「私のツボはそこかっ!」と思うとなかなかに痛いので割愛。
私は10代のころから、自分は美形が好きだと思ってたし、ずっとそれを疑わなかったのですが、どうもその自己認識はアヤシイ。気付けば私の認識能力はいわゆる「イケメン」の方々に対して殆どザルである。スコーレ関係でマタハリに来てくれた各種イケメン俳優の方々も、殆どそれが「イケメン」だと気付けなかった。
「ああ、でも『はんにゃ』の金田はイケメンだって思うよ?」とTAKEDAに言うと、「金田はイケメンじゃないよ! 個性的な顔って言うの!」と言われました。本当? 金田の顔は大好きだけど。

ところで私にとって視覚、視覚の記憶って、どうなっているんだろう。
視覚的なセンスとかな、ないわ。まるでないと思う。
視覚による記憶力も乏しいのだけども、なんかそのことでとても不安になる。
お客さんの顔が全然覚えられなかったりする。
どうしよう、見ても見ても、見て瞬時に忘れてしまうんだろうかと思うと、本当に不安になってくる。それでも、忘れても忘れても、どんなに忘れてもまた見ればいいんだからと思うことにしている。
特に、固定されたものに対する視覚での記憶力やらセンスがないので、写真や絵などは、自分で撮ったり描いたりすることがびっくりするぐらい下手です。そしてきっとなんかいろんなことがわかっていない。わかっていないからそういうものに漠とした憧れがあるんだけど。

で、今日、気付いたのですが、私は止まった絵、特にマンガなどに顕著なのですが、それを見ながら、よく「音楽」が頭の中に同時に入ってきます。
しかし、これは私が「音楽」という言葉でしか表現できないだけで、それには明確なメロディもリズムもないのです。もう少し近い言い方をすれば、それは「空間」みたいなものです。「音楽」のような、間のあるもの、そこに空気のような何かを含んだ厚みのあるもの、ああなんかうまく言えないや、そういうものが絵と共に私の中に入ってきます。
時によってそれは「絵」ではなく、文章による「文字」の場合もあります。文字をおいながら、音楽のようなものも頭に入ってきます。子供のころから、下手なくせに朗読が好きなのは、もしかしたらそういうことによるのかも。

で、私は視覚による情報を脳に取り込む際に、そういう「音楽のようなもの」も一緒に入ってくる、ということなのでしょうか。それから、私は視覚情報をいちいち文字化してしまう傾向がある。一旦、文字化して映像デキストではなく文書テキストとして頭の中に入れようとする傾向がある。
視覚のみ、もっとも純化したものだと、本当に見たものすべてが写真のように瞬時に記憶できるのだろうし、正確である。他のものと比較する能力にも長けている。
しかし完全に純なる人は稀で、ほぼすこしずつ雑なものが混じってて、しかし純に近ければ近いほど、視覚での記憶が得意、また、雑が多いほど苦手、ということかもしれない。

えと、今日は、私が文書テキストで脳内入力することは知ってたのですが、そこに音声テキストもあるのだ、ということが、ちょっとした発見でした。しかし残念ながらすべてにおいて特化されたものがなくええ加減に混じっている、それが私だ、ということにも気付きました。