「メイプルソープとコレクター」と「ミルク」

昨日までGW体制で8日連続営業で、今日は木曜日だけど待ちに待ったお休みでした。

シネマテークのモーニングショーで「メイプルソープとコレクター」を観る。
メイプルソープと・・・」とあるけど、このドキュメンタリー映画の中心は、キュレイターでありコレクターのサム・ワグスタッフという人物です。
私は写真や絵画などの美術に関する感受性が貧しいです。これはもう幼い頃からのコンプレックス。「見る」という経験、理論という知識、そういったものはきっと必要で、しかし視覚からの情報の処理能力、感受性は育てるものかしら持っているものかしら。もしも持っているものだとしたら、私はその持分が少ないなあ。
で、表現者は、勿論すごいと思うのですけど、その価値を見出す、批評する、育てる、そういうことの出来る感性の持ち主、というものに大変興味があるのです。
何かしらそういうものが知りたいと思って、観に行った映画です。



夕方からMOVIX三好でガス・ヴァン・サント監督の「ミルク」。
ガス・ヴァン・サント監督の「マラノーチェ」でも観たざらついた映像に、今回もふとクリストファー・ドイルを想起しました。
映画のキャストよりも、最後に出てきた実際のハーヴェイ・ミルク、実際のその他いろいろの人たちのがいい顔をしててちょっとびっくり。
メイプルソープとコレクター」と「ミルク」。どちらにもゲイである人々と、彼らを取り巻く社会や環境が描かれてます。
スコーレでやってる「ハーヴェイ・ミルク」も観たくなりましたが、日程的に無理なのでした・・・。