ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー
この間の休みに観た「ウルトラミラクルラブストーリー」のことが、頭の中にずっと置きっぱな状態です。
まず、音がとっても良かった!
と、これが最初に思ったこと。
ウルトラミラクルラブストーリー オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: 大友良英
- 出版社/メーカー: リトル・モア
- 発売日: 2009/05/13
- メディア: CD
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http://oto-asobi.main.jp/
(障害を持つ子供たちを中心としたワークショップ。音によりコミュニケーションを計っていくそうです)
大友さんのファンだったら誰でもわかる当たり前のことですが、音を聴いた瞬間、あ、石川さんの笙だ、とか、高良さんだ、とか、Sachiko−Mさんだ、とか。大友さんのギターだ!とか。参加ミュージシャンを知らなくても音の一つ一つが耳に届き、その印象がとても鮮烈だった。
で、さっき「当たり前のことですが」と書いたけど、実際、映画観てて、その音楽を担当する人を知ってても、いちいちこの音は誰、これは誰の演奏、なんて考えたりしないですが私の場合、でも今回は何故かそういう受け取り方。そして全部を見て、最後の大友さんのギターの音に串刺しにされながら、これはとても素晴らしいサントラだと思ったわ。
松山ケンイチのカラダ、とか、動き、走りは、タダモノではないわ。いいわ、いい役者だわ、ホント。クラウザーさんとしてあの格好で街を疾走したのは、ダテではないわ。
「ジャーマン+雨」
- 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
- 発売日: 2009/05/22
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陽人は農薬を身に浴びる。
この2つは、もしかして監督の中で同じことなのかしら?
で、「よし子」と「陽人」は、監督にとって何?と思うに、それはどこか自分を投影したもののような気がする。だから、彼らについて周囲の人々には過剰な気遣い、過剰な同情もなく、過剰な愛情も描かれてない、のかな。
「ジャーマン+雨」は、私は無条件に「好きだ!」って思った。
「ウルトラミラクルラブストーリー」は、ちょっとそうではない。面白いけど。いいところいっぱいあるけど。
ただ、横浜聡子監督、まだ観たい。まだまだ観たい、とそう思いました。