ユメデアイマシタ

バリにいる間、毎晩毎晩かなりしっかりと夢を見ました。
7/8に見た夢は、朗読をする夢でした。
知り合いの方が夢の中では書店員でした。私が朗読をすることを知って、未映子さんの新刊が出たのだが、それをどこよりも早く入荷したと連絡をくれました。かなり分厚い本で、紙質はつるつるで、表紙は青と緑と白のまるで深い水の中のようなデザインで、ちょっと村上龍の小説の表紙みたい。きれいなんだけどもちょっとありきたりで未映子さんの本らしくないな、と思うのですが、もちろん買いました。
ただ、あまりに長編で朗読するのには向かないと思い、私は目次だけ読みながら、まったくストーリーの想定できないその章のタイトルだけを楽しみました。
そのあと、短い草が茂っている山の上で、見知らぬ人たち5人が丸く輪になって座り、順番に朗読していくのでした。
私は「無作為に選んだ新聞記事を内容とは無関係に劇的に読む」ということをしました。

そんな夢を見ました。
さて旅から帰ってきて、夕方にPCをつけ、未映子さんのブログを見たら、7/5付のブログに、「群像8月号に長編『ヘヴン』を発表」とあるではないですか。
少し遅れてしまいましたが未映子さんの新作が出たって夢での受信、なかなか感度良好ではないですか、うふふ。

バリの間の夢は、最初の数日は身近な人たちが出てきて、その後、渋さの不破さん、翌日に未映子さん、その後、25年も会ってない叔父が中心のかなりしっかりした長編の夢を見、そのうちに知らない人ばかりの夢になり、最後にはカエルとヘビとウサギが出てきて、なんちゅーか、夢の場所がわたくし的世界の端に端にと遠ざかっていくようでした。