「どうして私、こんなんなっちゃったんだろう?!」

今日のランチタイム。
突然、一際大きな声で「私、一体どうしてこんなんなっちゃったんだろう?!」という声が、1つの席から発せられました。
歓喜90%とまどい8%、悲しみ2%の声で。
同じテーブルの3つの席からは「うん、うん」と同調しての頷きの声。

そこは、50代〜60代位の女性のグループで、韓国スターにハマっている人たちで、テーブルにはたくさんのDVDやCDやグッズ、それを前にして、みんなでそのスターにハマっていった所以などを話しているうちに、その中のお一人がそうおっしゃったのです。

なんで私、こんなに好きになっちゃったの?
こんなに好きになって、こんな風にいろんなもの集めまくって、いい年して部屋にはポスター貼りまくりで、挙句にコンサートのために海外まで行っちゃって、そんなことこれまでやってこなかったのに、そんなことこれまでの人生でなかったのに、なんで今、私はこんなに恋をしてしまったの?

まあ、うちの店ではよくある会話。
けれども、中華ブームを瞬く間に席巻してしまった韓流ブームも下火になってきた昨今、こういう会話が以前に比べて減ってきていました。それだけになんだか久々で。新鮮で。

うん、なんかさあー、そうだよねえー。そういう問いでいっぱいだったよ、確かにあの頃。みんなでいくらでもそんな話をしていた。私がレスリーに恋をしてしまったあの時。
ちょっと胸がきゅっときてしまいました。
そんなことを思ってたら、今日の夕方、本当に久々に、東京に住んでいるレスリー迷のお友達が来てくださいました。その方は9〜10年ほど前、私が作っていたサイトの掲示板によく書き込みしてくださった方でした。

ところで昨夜、ちょっとネットで検索をしていたら、おそるべし、今から16年前、私が20代の終わりごろに書いた文章がネットに載っているのです。久々にそれを読んでみたら、もう痛い恥ずかしい勘弁してほしい。
でも、あっけにとられるほど言ってることが変わってない。
「いろんな本やいろんな人に出会って、好きになって、それがあたしの活力源だ、」とか。
「そして、元気が出ない時は、『話したい人に話して、話されたい人に話されて、抱かれたい人を抱いて、抱きたい人に抱かれて、そうした方がズーッと、変化に富んでて、飽きないで気持ちがいいと、思っちゃったんです。動かないものはつまんない、自分も動くんだから、動くもんじゃなきゃヤだと思っちゃったんです。』というある本の中のコトバ(注:by橋本治)を思い出しながら地団駄跳み踏み前へ進もうとする、そんな私は愛のぶつかり稽古」とか、もう、なんつーか・・・、微妙にイヤな汗が出るわ・・・。