やまだないと「家族生活」

やまだないとを読みはじめてすぐ、いつも微妙に後悔する。
なんでもっと早く知っておかなかったのだろう、この作歌を。
と、以前にもそう思ったのに、なんでまた貸してもらって読んでいるのだろう。
貸してもらった幸福感。
ちゃんと自分で買わなかった不幸。
その2つが、読みながらとろとろと自分の中で渦を巻く。